ネコでござーーい!!
たぶん、明日はブログ書けないんで、フライング気味に更新だすぅ。
車 & ギャンブル & ファッション & スポーツ・・・一般的に大人の男性が好きな趣味ってこんなもん?
残念ながら、そうゆうの「9割」興味ないんだな(1割くらいは、あるもんね)。
役に立たないようなことにばっかり興味を持ってしまう。
あんまり、理解はされないよねぇ(-_-)。
中でも特に理解されないのが、この『ガラクタ拾い』。にゃ?
「おミソを越した男が、なぁーに無様なコトやってんだ」って?
いやいや、馬鹿にするでないよ。
こいつは、「役立たずの趣味セレクション」の中でも、いっちゃん役に立つんだからねっ<(`^´)>
休日の天気の良い日にさ。
ネコは自転車で京都中をウロウロするのよ。
目的は、「お宝」を発見すること。
これが、お金かかんない遊びだけど、すんごいワクワクするんだぜ。
特に、夏の夜。
京都は、昼間とガラっと顔色を変えて、路地裏なんかは『魔都』に変貌するのさ。
そこを自転車で走り抜けると、なんだか異世界の住人にでもなった気分になるんだよ。
ネコがひっそりと潜む隠れ家(六畳の部屋)その名も
『黒猫家』ここにある家具は、ぜーーーーんぶ、拾ってきて手を加えたものなのだっ(エヘン)
どんな汚い役立たずだって、キレイに拭いてやって、少し手を加えてやれば、けっこういい味出るんだこれが。
なんか、ひとつひとつに「ストーリー」や「ドラマ」が潜んでる気がすんだよね。由緒正しき「アンティーク」には手を出せないけど、「ガラクタ」だって、立派な「ツクモ神」なのさ
そんなネコが、最近発見したお宝のお話。
どうこれ。なかなかセンスのいい本棚でしょ?右の本棚は、昔拾ってきた。たぶん
『元・下駄箱』。
でもそっちじゃない。
今回のお宝は、少し小さな左のほう。
コッチの本棚のお話。後ろが白くて光ってるのはね。
ボロボロになってた後ろの板を外して、いらなくなった「布団のシーツ」を貼り付けてるのさ。
で、その後ろに電球を仕込んでてね。
夜になれば、電球のアンバー色に照らされて、本棚に置いた本や雑貨が、シルエットで浮かび上がるってわけ。
たぶん、コイツは
『元・研究室の棚』だろうね。
なんで、研究室ってわかるかって?
棚に載せてる、
『青白く光るフラスコ』と、その真上にある
『ガラス瓶』が見えるかい?
この棚の近くには、こいつが転がっててね。
表面が薄汚れてたけど、もちろんセットで頂戴したのさ。ガラス瓶の蓋には、セロハンテープで文字が貼ってあった。
『鈍38』
「・・・ドン、サンジューハチ。なんじゃろ?薬の名前だすか?」ヤバい薬品でも入ってたやつなら、ちょっと使えないやん。
でも、理科的なもんで頭に「かねへん」が付くのは、たいてい「鉱物」だったりしない?
「まぁ、劇薬が入ってたもんは、おいそれと捨てやしないだろ。」
そう思って、それを風呂場に持って行って、無心に洗いはじめる。
そこで、なんとなくこの瓶の「変なトコ」に気がついた。
年代的には、おそらくは戦前か戦時中の代物だと思う 。 (そう推理した理由は省く)
つまりは、ガラスの加工技術は、たいした繊細さを持たない。
にも関わらず・・・蓋(フタ)がね、やたらに重い。
そしてコイツ、やたらに密閉度が高い。
そこに違和感を感じたのさ。
それがどうして違和感?
だってさ。
普段から「使用する薬品」なら、漬物石みたく開けにくい蓋の瓶に入れない。
でも、劇薬を入れるにしては、コイツは重さはあっても雑な作りだ。
そうなると、これは
「普段は蓋を開けない物を入れてる瓶」と想像される。
「やっぱり、鉱物か?」
いや、鉱物を入れる瓶に、密閉性は必要ないんじゃねぇの。
それによく考えれば・・・・「物質として安定した」鉱物は、瓶になんか入れない。
「つまりこれは・・・」「展示して研究」するために「物質として安定」しないモノを、入れておいた、瓶?
「あぁ、そうか。そーゆーコトだすね。」思い出したんだ。
こんなデザインの瓶、ネコが学生時代、どっかでみたことあったのさ。
【鈍38】【鈍】【鈍器】【鈍器で何かをされた、『モノ』】まさかって?
いんや、この推理は、ほぼ正しい。
だって、洗剤で丹念に洗ったら、表面に浮かび上がってきたのさ・・・・
その証拠が。そいつは、ガラス削りで刻まれてた。
古風な文字で・・・・・
『京大 法医学部』え?
じゃあ、棚と瓶を捨てたのかって?
使ってるに決まってるやん。
案外と、「そういう系」には強いのさ。

なんてたって、こっちは
『元・悪霊探偵』だからねぇ(笑)
2008年12月。
こんな無神経な感性をかわれて
S県のK市に依頼され

大きな廃墟に潜む幽霊と、頭脳とトリックを使って本当に対決しちゃう羽目になるんだけど・・・。
それはまた、別のお話(笑)。