本番終演後!10日が経ってしまいました。
お礼が遅くなりました。
「ファイアフライ」2019版、ご覧下さった皆様、本当にありがとうございました!!!
やっぱり現地まで来て見て下さった方にこそ、最大級の御礼を申し上げたい。まず最初に。
いかがでしたでしょうか?
脚本のもつ力で、最後に素敵な「そうだったのかーーー!!!」体験が待っている、見甲斐のある作品だったのではないかなぁと思います。蛍の英語訳がタイトルだし。どうでしょか?

いまだにタケルがお父さんだと思ってる人もいるという噂も聞きますが(笑)
いちばん真っ直ぐでピュアだった、「あの人」と真っ当な結婚をしてホタルちゃんが生まれたんですね。
さて、作中ほぼ出番ごとに蛍が出現した、蛍の妖精みたいなナイスガイは誰でしょう?ということで。
(わたしは個人的には「あの人」が一番好みだったりします)
(photo by 河西沙織 劇団壱劇屋)
今回は本当に「お久しぶり」の方々にたくさん見ていただけて、そしてその価値のある面白くて楽しい作品で、にこにこして帰っていただけたのがとても嬉しかったです。
収録映像もDVDや観劇三昧でのネット配信とかで公開されますので、ぜひ見て頂きたいなぁ。きっと映画に負けてませんよ!

お芝居は全員で作り上げるもので、
どんなにいいセリフが最後にあったとしても、その1つだけ良くても絶対に「良い作品」というものにはならないし、
たくさんのメンバーがセリフの1つ1つ、動きの1つ1つを少しずつ積み上げて積み上げて、最後にやっと高いところに小さな石を1つ乗せることができる。
だからみんなが一瞬たりとも手を抜いてはいけないし、だからこそ一人だけではたどり着けない高いところに小石を置くことができる。
それが演劇作品というものの素晴らしさだなぁ、と思います。
そしてそれは音響照明舞台美術、袖を守ってくれるひと、お客さんが気分良くお席にまでつけるよう手配してくれる制作さんなど、全てのものがそうで、
どれか1つ欠けても、高い山を積み上げることはできない、のだと思います。
そして今回の座組では、それはある程度は出来ていたんじゃないかしらと。おこがましいですけれども。
そして今回関わってくれた人、拡散して応援してくれた人、もうみんなでそうやって積み上げることが出来たおかげで、今回のファイアフライという「みんなの花火」が出来上がったのだと思っています。
またステージタイガーは違う作品を作るために走り出すのでしょうし、我々メンバーもあちこちの舞台にお呼ばれして走り回っています。休む間もなく。
それはきっと、皆さんの心の中に、いろんな色の花火を打ち上げ続けるためです。
だから、どうかできるだけたくさんの花火を見てやってください。そして、あなたの心の中の夜空がたくさんの花火で彩られ続けますように。
それではまた、劇場でお待ちしております。
小野愛寿香