ステージタイガーへ

'18年 1018

アフターバーン!!ディレクターズカット版(虎本)

多くの劇団員が記事をあげておりますが、あらためまして。
アフターバーン!!ご来場ありがとうございました。
非常に多くのお客様にご来場いただき、増席につぐ増席。
見えづらいお席の方もおられたかと思います。


僕たちの表現で何かをお返しできていれば幸いです。
いただいた感想は全て僕たちの血肉となり、次回作に活かされるかと思います。


さて…


本編約107分程ではあったのですが…


時間の都合上、泣く泣くカットされたシーンがあります。



執筆前の構想段階では存在し、書いていく中で「やめとこう」となった、そんな作家の脳にだけ生まれた幻のシーンを紹介しましょう。


@主将・島崎が、広報の若手・浮田に惚れていた

空まわりしながらも、万年最下位の日照産業陸上部を支えていた島崎にロマンスを予定していました。
といっても一方的に惚れているだけですが…。
「あの子、たぶん俺の事すきやわ」という勘違いをし、奔走する。
が、浮田は別の男性(構想上では同陸上部の岡本、もしくはSANADA技研の鳴海)と既に恋人関係にあり…失恋。奮起。

というラブコメ的展開を考えていました。

が、島崎に恋の話が入ると彼の頑張りに一貫性が無くなる。
岡本と浮田が付き合うと、寿が辛い
鳴海と浮田が付き合うと、なんだか鳴海がストイックな感じじゃなくなる

という判断でカットしました。
結果、寿と岡本の関係を非常に勘ぐる程度に留まりました。

A現役時代の磯森が鳴海と競うレースシーン
設定上は出てくるのですが、レジェンドキラーとして鳴海は磯森監督を実際に倒している描写があります。
その2人のレース回想シーンを考えていました。

鳴海の闘いは、最後の長野との1戦にとっておきたい
磯森は見守るポジションを愛している

という点からシーンとして入れるのを避けました。


B勝、園子、文也がテーブルを囲むシーン
長野の息子・勝が母とその再婚相手・文也と一緒に外食する…というシーンを中盤頃に考えていました。
文也がとても好青年で、園子を愛し、その息子勝も深い愛で包もうとしている…という男の覚悟を見せようと思っていました。

ついでにいうなら、その帰りに早見君と遭遇して…みたいな。

文也の登場を最後の最後までバラしたくなかった
早見君、可愛そうすぎるな

という点からカット

C早見君と勝の練習シーン
ロッキー4のように、2人の対比練習シーンを考えていました。
最新機器を駆使し、無駄のない追い込みをする早見君。
一方、園子のスパルタ教育により根性論で成長する勝君。

個人的には好きなのですが、
劇中にある長野達の練習シーンに一つにまとまりました。


ーーーーーーーーーーー


いやぁ、もし再演するなら上記のシーン、入れてみたいですねぇ。
そして、その後日談なんかも考えてみたりして。

あの後、ニューイヤー駅伝に出場した日照産業は再びSANADA技研と戦うことになります。
果たして鳴海はどうなっているのか?
長野はそのまま出場したのか?
寿と岡本の仲は進展したのか?
勝が海外に旅立つ日、何が起きたのか?

想像はつきませんが、その後に氷室が行なったインタビューから察するに、なんだかそれなりにいい方向に収まっているのでしょうね。
全然変わらない人間たちも含めて。

こうしたお話が出来るもの、出演者と皆さんがこの物語を愛してくればこそ。
僕が書いた文字に、命を吹き込んでくれてありがとう。

この作品が誰かの何かに繋がっていきますように。

虎本剛















posted by ステージタイガー at 13:25 | Comment(0) | 虎本「プロレススーパースター列伝」
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