ステージタイガーへ

'17年 1124

出番の割に衣装の多い戦いでした(白井)

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背中を向けているのが僕です。

いえいえ、出番の多寡についてむにゃむにゃいう事はございません。
ほんの少しだけでも、幸せな気分にさせる事のできるしあわせバター俳優、女優、いらっしゃいますから。
今回は、僕は宮川サキさんでした。前々からゆーてますけれども。
見てよし、聞いてよし。いつしかそんな人間になれればいいな夢見て寝ます。
光があれば影があるんす。
舞台上が光というならば、影の部分は、稽古のたびにはち切れんばかりの荷物を抱えて、
朝から仕事場に向かっていた事でしょうか。それこそカンヌ帰りの時よりも大荷物です。
あの時は旅行の着替えとお土産と、タキシード。
今回は、アダマンチウム製のシールドが一番の大荷物ではあったけれども、
学ラン、運動服、スーツ、スーツ、スーツ。
たくさんの荷物を持って朝の通勤ラッシュに乗り込んでいました。
とはいえ、少し遅めの時間からの電車なので、存外苦ではない程度のものではありましたけれど。
どこかでちらりと、言っていましたが、新しい職場に変わってからあまり日が経っていないもんで、
身を潜めて仕事をしております。まさかの世界の新人の白井とは思うまい。
まぁ、ともあれ毎日毎日トランク抱えて行くわけにもいかないので、
駅のロッカーのでっかいやつの中に入れてたりしていましたね。これが「闇」の部分。
重い荷物を抱えてると、結構身体にこたえますねっと。なぜ、そんなに荷物が多かったのか

スーツ。であります。今回はご覧いただいた過多にはご存知の通り、
3つの時代にまたがるお話で、全て、僕は出演していました。
壮年期の時のスーツと、青年期の時のスーツ。
そして、実は青年期の時にはもひとつスーツを着替えていたのです。
ほんのちょこっとの出番のために、わざわざスーツを着替えていたんです。
同じ時代でも、すこし時間の経過があるので、普通のスーツから、ちょっといい感じのスーツに。
僕の心の大先輩隈本晃俊さんが、一人芝居で言っていた台詞を思い出します
「衣装が芝居するわけやないねんから」

だからなんだってお話ですが。
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奥を走っているのが僕です。

ブルーハーツの「夢」って曲の中のとある歌詞を、タイトルに反して、非常に「現実的に」
口ずさむような二ヶ月ちょいでした。
「限られた時間の中で 借り物の時間の中で」
本来の意味って、生まれてきたからには生きてやれ、って意味だとは思うんだけれども、
限られた時間、てのは本当に、大事なもので、例えば劇作でいうと、
時間が少ないって事は、余計な事に割く時間が多いって事なんです。
早め早めに済ませておかないと、没入できない。
これは、その、とっても誤解を招きそうな事なんですが、
いいお芝居を「観たい」と思ったら、早めに予約をしてくれればそれでいいんです。
あれこれ「ありがとうブログ」のつもりだったんですが。何言ってんだ僕は。
でも、だからと言ってお客さまが悪いだなんて一言も言っていません、とっとと、
役者は、SNSだけじゃなくって、1対1の心のこもった招待状を送れって話なんで。
その、座席のお話なんですが、座席がとっとと埋まってしまえば、その事については考えなくって良くなる
という寸法です。
朝起きて働きに出かけます。夕方から稽古をして、家に帰ってなんやかや、ぐるり24時を回っています。
もう、この時点で、メールとか送れないんで、下書きをしたためるんですよ。
次の日のお仕事に行く間の電車の中で、送れるように。

いいものを作っているんだから(演技が賞賛に届いていなくたって心意気を持つ事は大前提)
死に物狂いで届けなくっちゃいけない。お知らせをしなくちゃいけない。
環境が変わったとはいえ、僕は、それを頑張ろうと決めたのでした。
半年間が、ひとつの区切り(本当は区切りなんてなくって、打ち上げた次の日からまた電車に乗る)。
ずっとやっていくための方法を見つけるための、限られた時間、と思って。
僕なんて、名前でお客様が来てくれるような人間ではないですから。
もっともっと、がんばらないと。息切れしそうになっても走らないといけない。
(舞台上にはそういう現実的な事は持って上がらないんですけれどもね)

多分、劇中で描かれなかった空白の部分。それが、ここの部分なんです。
朝から晩まで仕事をしてるだとか、夜遅くまでブログを書いているだとか、
小道具を買い集めるためだったり、稽古場を抑えるために少ない時間をさいて走り回ったり、
トンテンカンと美術を作ったり、寝不足で機嫌が悪くなる事だってあるでしょうよ、
とっても、現実的で夢のない話で、少し後ろ向きな事を書いてしまっていますけれど、
描かれない地味で地道な事がない限り、立ち上がらないものがある。と思います。

がんばっているひとたちの、おはなし。
「クロス×シーン」

ご来場誠にありがとうございました。

不名誉な怪我をしてしまい(大した事のない捻挫です)、少し足をひきづっていますが。
人生はまだまだ続きます。
来週からは若い学生たちの人生の一区切りに立ち会います。
2018年2月3日と4日 「めいめい」 近鉄アート館にて。
休む事も仕事と思って、おちおちと休みます。またらいねん。
posted by ステージタイガー at 02:44 | Comment(0) | 白井「ギムテキブログ」
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