ステージタイガーへ

'17年 0625

野球(空海)

ふと、小学校以来の友達から。

「野球しようぜ!」

と、中島よろしく連絡がきた。
フッ、よかろう、望むところだ。
奈良の「伴 宙太」と自称した頃の血が騒ぐ。

指定された対決場所は奈良の平○旧跡、プレイボールはAM9:00!!!
平○旧跡といっても足首くらいまで草が生い茂る!
イメージは、フィールド「草原」!!!
ボールが遠くまで転がって、周りの観光客に迷惑が行かないよう配慮済みだ!

正直、中学から約10年間、ボールすら握っていないこのやわらか手のひらで
鉄の棒を振り回すことなどできるのかと不安をぬぐいきれないが...問題ない。
ちなみに誘ってきた相手は自称「奈良のジョコビッチ」
元テニス部だ。

はい、到着。

空は快晴。
奴は待っていた。
仁王立ちで。

倉庫から道具を引っ張り出していたせいで9:30に到着してしまっていたが...問題ない。
待たせたな、というと
もしかしたら来ないんじゃないかと泣きそうだったとのこと。
こういう時って宮本武蔵になった気分になって、やってやった感が出るかと思っていたが、
罪悪感ハンパないね、これ。

ルールは単純明快。
1人がボールを投げる。
1人がボールを打つ。
投げた方はボールを走って取りに行き、ホームベースまでボールを持ってくる。
打った方は必ずダイアモンド一周しなければならない。
後の細かい所は良識に任せるとのこと。

一抹の不安というか不安しかない。
なんでこの歳で二人で、しかも空き地で野球してるのかわからない。
帰りたい。

プレイボール。

デッドボール。

痛てぇ。
こいつやりやがったよ。
挑戦か?良識ってやつを教えてやろうか?お?

別に今から帰ったところで特に予定もなく、ただただ時を消費するだけだ。
一応、スポーツ?をしている今の方がまだマシなので、ここはガマン。

2球目。
内角高めのスローボール。
こんな甘々なボールは経験者は見逃しませんよ、と引っ張り気味に打つと、打球は
(通常なら)完全にファールゾーンである場所に消えていった。

今思えば以心伝心とはこのことをいうと思う。
相手と目が合った瞬間、頭の中で
「フェア!」
って響いた気がした。
相手も同じ声を聞いたようで、双方全力で走りだす。

ダイアモンドを一塁から二塁、三塁へと回り、ホームへと戻ってくると、
なにか懐かしいような、大切な何かを思い出したような気分になった。
日頃、何かに追われて、どこか焦っていたんだ、そんな気分にさせられた

が、
いつまでたっても相手が戻ってこない、
遠くから「ボールがねぇ!」と聞こえたような気がしたが無視した。

フィールド「草原」はボールが消える特殊効果があるみたいだ。
まぁ、無くなりますよね。

仕方なしに二人でボールを捜索するも全然見つからず。
冗談抜きで30分くらい探した。
結局、「草原」の中にあった細い溝に挟まっていた。

ボール片手にジョコビッチが
「ゲームセット!」
と叫んだのは言うまでもない。

なんだろう、
この虚脱感。
まさに、無。
時間とはこんなにも大切にすべきものだったんだと再確認した。

ちなみに何故、野球しようぜ!、と言ってきたかというと
週刊少年ジャ○プのミスフルこと「ミスターフルス○ング」
を読んだからとのこと。
確かに、少年心をくすぐるが...テニスマンガ読めや!

何か大切なものを思い出すことができた、そんなこの頃。
posted by ステージタイガー at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 元虎たちのブログ
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