ステージタイガーへ

'17年 0316

ダイバー・シティ終わり!(虎本)

虎本です。
先日はステージタイガー『ダイバー・シティ』ご来場いただき、誠にありがとうございました。
満席。400人のお客様。
この景色が、10年観たかった。
次は封印した、観きれ席を全開放。500人やな。

写真 2017-03-11 16 58 48.jpg

公演が終わり、ロビーで台本を販売し、メイクを落とし、着替え、片付け、舞台に行くと。
そこにはもう何もありませんでした。
早い。ありがとうございます。

そのまま終わるのも寂しく、一人で写真を撮りました。
少しだけ振り返ります。
色んな劇団員が振り返っているので、僕らしい、脚本家演出家の目線として。

この作品は松原市より依頼を頂き『ワークライフバランス』をテーマに作成されたものです。
どうせなら、今まで松原に来た事無い人に来てもらいたい!と。
劇団で公募をかけ、多数の応募を頂き、オーディションを経て
計29名の俳優で挑む事になりました。
人数が多いな…とひるみつつ。
僕は自分にハードルを儲けました。
「29人がもれなく、意味のある役にしよう」と。
「皆が生きてる!」という事を表す為に。
絶対に「その他大勢」というポジションを作るまい、と。
それがこの作品の発端です。

29本のストーリーをどう1本に絡ませていくか。
考えに考えに、考えて。
ふとゲームをしていた時に、思いつきました。
※遊んどるやないか!というツッコミはお許しください。

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僕の大好きな「信長の野望」。
どの国も。どこかの道を経て繫がっている。
そう。
どんな人も。どこかの誰かを経由して繫がっている。
孤立してる所なんかどこにもないんです。
必ず、どこかを通って、誰かと繫がっているんです。
九州の最南端の島津氏も大友、龍造寺、毛利、三好、武田、北条、伊達、を経由し最北の津軽氏に辿り着けます。
間には名前の挙がらなかった方もいますが、もっといます。

29人がどこかで繫がっている話にしようと思ったのはこの時。

ラスト付近、登場人物が「この(眼下に広がる)点々も、皆、私のように悩んでいる」という言葉を言いますが。それが全て。
それに対し、父親が「その通りだ」と言いますが。
その背後には「その通り。皆、悩んでおり、皆、お前と繫がっているのだ。だから自分を認めるということは、そんな誰かの考えを認めていく事なのだ。」みたいな事を言いたかったのです。多分。


写真 2017-03-10 9 59 24.jpg

上記のような意志を込めて。
特殊な舞台美術を組みました。

実は、一回もスポットライトが当たっていないものがあります。
「上台南駅」です。
2つある台南市の駅。
設定はよく出てくるのですが、その駅が描写される事はありませんでした。
でも、美術にはありました。
だってその駅で生きている人がいるわけだから。
劇中では出て来なかった通りがかりの街の人にも。
人生があります。
ひょっとしたら、電車に乗っていた人に、「30年前に別れた恋人の娘が結婚式で、打ち上げ花火を送りたい!」と思っている訳ありの元花火職人がいたかもしれません。
ああ、なんと世界は物語に溢れているのか!

それを書き尽くすことなどありえない。
まだまだ自分の知らない世界がある。

ということで、虎本は次回作に向かいます。
次の劇場でお会いしましょう。

虎本剛






posted by ステージタイガー at 08:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 虎本「プロレススーパースター列伝」
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