「ラスト・ヌードル・エクスプレス」
遅ればせながら、たくさんの応援のなか無事に終えられたこと、感謝申し上げます。ありがとうございました。
ステージタイガーとして初めて若手に作演を委ねて頂いた今回の作品。先週も書いたけど、今後更に劇団の幅を広げるきっかけになると思います。
もちろん、至らなかった所も多いけども、いつも通り全て糧。
最初は「演出だけなら」と消極的な挙手をしたのですが、剛さんからの後押しもあり作演として劇団内で話が通った時に、これは覚悟の決め時なのだと思いました。
入団の誘いを受けたのが2011年の暮れ。それから5年で作演出。
今回の文化祭での務めは果たせたと思うし、同時にまだまだ劇団に守ってもらっている、とも感じます。
作品について諸々。
舞台を観たお客様に伝わる情報が全てであって、それ以外の蛇足は無意味、と叱られたので、ここだけの内緒の話でお願いしますね。
タイトルについて。
劇団有馬九丁目の過去作「スターラインエクスプレス」とかけました。かたや超銀河新幹線が活躍するSF、かたやいい歳した大人達による大人気ない口喧嘩と、作品内容は全くかすりもしませんが。
登場人物の名前はどちらも全て新幹線をもじったもの。「ひかり」「こだま」などの有名どころはあらかたスターラインで登場してもらったので、加賀田輝明は「かがやき」、高瀬朔は「はくたか」などのニューフェイスから拝借。
スーツで走る男は「ビートランナー」、中華のコックは「ララバイを、君に」、お嬢さんは「時追ひ人」、ところどころにセルフオマージュを盛り込みました。
ただしスーパー白井タイムは白井さん本人が稽古中勝手に盛り込んできたものですのであしからず。
今回の話の根底は「美味しいご飯の前では、人は無力」でした。
もちろん俳優としての基礎や演出技術もそうなんですが、入団して得た大きなものの一つに「うまいものを食べに行くこと」を教えてもらいました。
MATCHの稽古終わりに南田さんに連れられて足を運んだ数々の稽古場、青山師匠のお言葉、今でもスペドラのハッシュタグ「#第二稽古場」で調べればたくさん出てくるあれやこれ。
どれだけ辛いことやしんどいことがあっても、美味しいものに出会えたら、明日もなんとかやっていける。
プロットについて考えるために谷屋さんと居酒屋で熱燗とつまみをいただきながら相談して、何かしらメシにまつわる話にしようと決まりました。
地産地消にこだわる地域のトラブル、ラーメンVSカレー、跡継ぎ問題、デリバリーの話などなど紆余曲折を経て今回の話になりました。
こぼれた話はいつか何処かで盛り込めたらいいな。
ステージタイガーとして初めて若手に作演を委ねて頂いた今回の作品。先週も書いたけど、今後更に劇団の幅を広げるきっかけになると思います。
もちろん、至らなかった所も多いけども、いつも通り全て糧。
おかげさまでまだまだ成長期、ぜんぶ平らげて次の本公演「ランニングホーム」に繋げます。
どうかよろしくお願いします。