こっちでベトナムの雑貨屋さんをやることになりました。
彼女はベトナムが大好きで、ずっとあっちを行き来してるんですけどね。
これからは京都の町家で、ベトナムで買い付けた雑貨や服を京都で販売しますよ。
気が向いた覗いてやってくださいね。
ベトナムといえば・・・。

ネコはベトナムで『バイクタクシー』のお兄ちゃん2名と、ヤバい闇市の近くで、大喧嘩したことがあります。
ベトナム戦争時代の盗品なんかを売ってるマーケットの入り口でですよ。
乗って来たバイクタクシーの運賃をふっかけられたんですよね。
いや、聞いてはいたんですよ。
特にバイクタクシーとかの利用は避けたほうがいいって。現地で交渉したら、代金ふっかけられるって。
そうは聞いても、普通に現地の飯食って、移動して、普通にベトナムで過ごしていた最終日だったんで、油断してたんですかね。

あっちは英語も話せないからベトナム語でまくしたててくるので

こっちは日本語で「不当な料金は絶対に払わんわ!」的な論争を繰り広げたのですよ。

んで、いつの間にやら、市場の地元民に大勢に囲まれている始末。

それでも、どっちも一歩も引かずにまくしたてる。
気がつけば、バイタクの兄ちゃんたちは、周りの人に何やらベトナム語で「こいつが料金払ってくれないんだ!」的な訴えを広げてる。

「ははぁ〜ん。周りに味方をつけようって魂胆やな。そうなるとこっちが不利だす。」
そう思ったネコは・・・近くにいたおっさんをガシっと捕まえて。

「ここまで5万ドンで来れるはずちゃうんか。それを14万ドンとは、おかしくないんかぁ!」
と、日本語でまくしたてても

え、なんか、知らんけど、え、そう。・・・みたいな顔で、おっさんは戸惑うばかり。
ボルテージもいよいよあがり、兄ちゃん2人との距離もだんだん接近中。
もうね、心でゴング鳴ってましたね。
ネコも普段は大人しいですけど、軽く舐められてたら話は別ですよ。
後でこの周りのヤバい市場の奴らにやられようが、せめて目の前の2人は道連れにしたる覚悟決めました。
そしたら・・・。

輪の中からすごく紳士な男性が出て来て、僕たちを仲介してくれましてね。
バイタクの兄ちゃんにベトナム語で事情を聞いたあとで、僕にとても丁寧な英語でゆっくりと・・・。
「どうやら君たちはお互いに誤解しているようだ。たぶん、言葉が通じない故のミスさ。」

「え、どうゆう意味?」

「いいかい?君は最初にホテルにいくので5万ドンだと言ったんだね?でも、途中で道を変更したこの市場はホテルを越えてずっと遠い。乗っている時間も長かったろ?僕はベトナムに住んでいるが、あのバスターミナルからこの市場まで5万ドンで来るのは不可能だよ。」
はい、ネコの計算が間違ってたんですね。
しかも、ちゃんと計算してみると、日本円にしてたった400円分の誤差でしてん。
理解して2秒で、バイタクの兄ちゃんにハグ

「 I'm sorry!!」
すると、兄ちゃん親指立てて

「OK! OK!」
紳士の兄ちゃんもニッコリ。
周りの地元民も笑い出す。
ベトナム人、みんないい人。
いやぁ、ネコはアホでしたね。
次の公演でも、アホな男たちの一人として登場しますよ。
もう、次回公演はチェックしましたかい?
コチラ
さて、そんなベトナムもベトナム料理も好きなネコは、友人の店の内装がまだ決まっていないということで、早速手伝いに行きました。
部屋の壁をペンキでペタペタ。
部屋の壁って普通、ペンキなんかで汚しちゃダメじゃないですか?
なのに堂々と塗っていいわけだから、テンションあがりますよねー。
もうね、二刀流ですよ二刀流。
でも、普通に1本でやったほうが早く塗れましたね。
二刀流、意味ないですね。
おっし。